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昨今のLGBTQに関する動きについて思うこと

昨今のLGBTQに関する動きについて、女性スペースや学校教育について懸念が示され、それに対して「差別だ」「デマだ」と批判が集まる事態が散見されます。

 

例えば女性スペースを守ることを訴えるデモに罵声が浴びせられたり、台東区議がLGBTQを学校教育で取り扱うことについての問題点を指摘した発言に批判が集まるという事態が起きています。

 

たしかに女性スペースや学校教育に関する問題提起の中には言い方がきついと感じるものもあります。ですがそれは「声を上げても国に届かず、十分な議論がなされないまま結論ありきでものごとが進んでいくことへの不安や怒り」の現れだと受け止めています。

 

デマが広がる背景には社会不安があります。デマをデマと否定することも大切ですが、訴えられている不安に向き合い、解消するための議論やルール作りが進まなければ分断を生むだけです。

 

結論ありきではなく、時間をかけてでも対話を重ねることの大切さを伝えることが、拙著「LGBTQの働き方をケアする本」を執筆する際の大きなテーマでした。

 

「LGBTの語られざるリアル」(ジェイソン・モーガン・我那覇真子著)では『「自分はトランスジェンダー」だと思っている人が手術をすると、手術をしない人より自殺率が高い』と述べられています。出典の記載がなかったため真偽は不明ですが、率直な印象を言えばさもありなん、です。

 

私自身、手術を受けたことでよかったことが沢山あります。同時にだからこそ「どこまで身体を傷つけたところで結局“本当の男”にはなれない」ことに打ちのめされもしました。

 

身体治療や戸籍の変更、トイレの問題は重要ですし、それらのルールが変わることで救われる当事者は多いと思います。しかしそれ以上に、LGBTQに限らず、「望む自分になれなかった時に、その自分をどのように受け入れ、どのように幸せに生きるか」その答えを見つける力が教育の中で育まれ、それが実現できる社会であってほしいと強く願います。

 

私にできることは多くはありませんが、今の社会、あるいは職場で起きている混乱や葛藤が対話によって解決に向かうこと。そのための役割を果たしていきたいと思います。

 

※拙著がギフトランキングで1位になっていました。お役に立てると嬉しいです。